動画に限ったことではなく、既存の制作物のクオリティに満足がいかずにブラッシュアップをご依頼されるケースはよくあります。
最近は動画編集を自社で行っていたり、趣味で作る人も増えてきました。
しかし、簡単にできることとクオリティの高さはイコールではありません。
自社の社員が専門の知識やスキルもなく制作した動画がパッとしない、なんかダサい、やぼったい、、、
そんなやぼったい動画を少しの工夫でよく見せる方法を紹介します。
フォントを変える
フォントはデザインの基礎であり、もっとも重要な要素でもあります。
例えば、下の動画のように標準のフォントを使って、白文字に黒フチをつけているだけですと見栄えがパッとしません。
ちなみに使用しているフォントはMSゴシックです。
無料の動画編集ソフトでの制作やデザインの知識がないと、このような「良くない」クオリティとなってしまいます。
素人が作ったのが丸出しになっていますね。
実はこのようなクオリティの動画を企業のアカウントで公開しているものも少なくありません。
次に少しテロップの装飾とフォントを変更したものを見てください。
フォントは源ノ角ゴシックに変更しています。
文字の色はそのままですが、黒フチを消して周囲に影を入れています(画質が悪いためわかりにくいですが)
影の入れ方も距離を0にして、周囲にまんべんなく影ができるように設定しています。
少し変えるだけで素人感が減りました。
テロップはあまり細いフォントや明朝体は適していません。
太めのゴシックを使うことでクオリティはアップします。
それでは次の動画を見てみましょう。
テロップに色をつけ、文字にメリハリをつけています。
テレビなどでよく使われる手法です。
この色の付け方も「ひまわり」にはそれっぽい色をつけています。
こうすることで見る人にひまわりの箇所が強調されていることを伝えています。
また「が」を小さくすることで前後を引き立たせる手法もよく使われます。
次に悪い例です。
ひまわりのテロップに真逆の色である青を塗っているため、ひまわりのイメージが伝わってきません。
また「さいている」の文字を一文字ずつ変えているため、見た目からしてよくありません。
デザインの基本ですが、ひとつの画面に色を多く使いすぎることは完全NGになっています。
それでは最後にこういうテロップの作り方もあるという例をお見せします。
テロップの出し方として、このような手法もあります。
全てのテロップで使うとよくありませんが、印象的にしたいシーンなどでは効果的です。
さきほどまでのテロップですと、単純に動画の説明をしているだけの印象しかないですが、
すこし表現を変えるだけで「ひまわりが咲いている」のあとに何かあるのかという想像をかきたてられないでしょうか?
同じテロップの文章でも、こちらの動画にはストーリー性が含まれているようになります。
もちろん意味なくこのような表現をしては本末転倒ですので、そこは気をつけてください。
このようにテロップの配置や出し方などで動画の印象がガラッと変わります。
一度お試しください。