こんにちは
フリーランスの映像クリエイター/グラフィックデザイナーのよこやまです。
オンラインサロンの箕輪編集室と前田デザイン室にも属しています。
両サロンで動画をアップすることが多いのですが、今回箕輪編集室で作成した動画の制作過程をnoteに書き記していきます。
最初にぼくが動画制作に使っているソフトはAdobeのAfter effects とPremiere Proです。
サロンで作るソフトはAfter effectですね。
この二つのソフトの違いは下記のページを参考にしてください。
https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/kb/211.html
After effectsというといろいろVFXが作れたりしますので難しいソフトという印象がありますが、今回の動画では特別難しいことはしていません。
なのでエフェクトの説明というよりは一つの動画をどういう過程で作っていくかという内容になります。
実際の画面をキャプチャした動画が下記です。
After effectsのUIの説明は省きますが、多数のリンクファイルとシェイプ、テキストが並んでいます。
これらを組み合わせて一つの動画を仕上げていきます。
今回、山口県下関市の箕輪さんのイベント動画を主催の方が作って欲しいと「箕輪編集室・映像音声チーム」に依頼が入り、ぼくが作りました。
その際にイベントの情報を教えていただくのですが、具体的に動画の制作イメージなどは決まっていません。仕事で受けるならクライアントと綿密に打ち合わせますが、箕輪編集室で動画作る場合は割と自由に作ります。
今回は場所と日付、どんなイベントなのか、ということと、すでにランディングページがありましたので、それを参考にしました。
そのランディングページが下記URLです。
https://peraichi.com/landing_pages/view/minowaishin
ここで最初に聞いていた内容からイメージを膨らませます。
中でも「箕輪維新」というところが他のイベントとの違いであると思い、またスタッフの皆さんの想いなどが乗っているワードと思いましたので、今回は「和」のイメージに決めました。
依頼から納品までは一切スタッフの方の意見を聞いていません。実は仕事ではありえませんので結構ヒヤヒヤします。ですが、サロンで作る場合はもちろんイメージも優先しますが、自分の作りたいように作るようにもしています。
動画を作る時、絵コンテなど書くことが多いのですが、今回は、というより箕輪編集室や前田デザイン室では絵コンテは使いません。大体の完成のイメージは頭のなかにあり、制作段階でアップデートしていきます。
今回は「和」のイメージなので、まずはBGMを探します。フリーのサイトからそれっぽいのを見つけ、さらにイメージを膨らませます。BGMは動画の内容を決める重要な要素ですので、ある意味ここが一番時間がかかったりもします。
音楽を決めたら尺の長さを決めてコンポジションを作成します。専門用語がわからない方は調べて下さい。
https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/composition-basics.html
Twitter用の動画の場合、15秒から1分以内でまとめます。アスペクト比は1:1で作ります。
コンポジションにBGMを入れ、次はつかみの部分を作ります。
「維新」がテーマですので炎を背景にしました。この炎もフリー素材です。
その上に箕輪さんの切り抜いた写真を乗せていますが、普通に乗せてもかっこよさがでないのでレイヤーモードをオーバーレイにして炎の背景と透過させます。実は写真も解像度が低かったりシますので、ごまかすためでもあります。
単独のレイヤーでオーバーレイにすると炎の背景に負けてしまうので、同じレイヤーを重ねます。
次はテキストを乗せます。本当のイベントタイトルは「箕輪維新」ではないのですが、最初にインパクトのある画にしたいので箕輪維新にしました。SNSでの動画を作る場合、最初の3秒までに引きの強い画にしないと観てもらえません。また展開のない動画も最後まで観てもらえないので、そのあたりを意識して作っていきます。
テキストもレイヤーモードをオーバーレイにしたり比較(暗)などを使います。それだけでは文字が読みにくいので、光彩などで文字を際立たせていきます。
配置や文字のカーニングも忘れず行います。ぼくが動画を作る時に気をつけているのは、静止画としてもかっこよく観れるか、というところです。ですので文字のカーニングなどはタイトルなどでは特に気を使います。
タイトルの画が決まれば、次はアニメーションをつけていきます。
時代劇をイメージしていましたので、下からドドンっという感じにしました。レイヤーを3Dオブジェクトにし、簡単に回転アニメーションをつけます。
After effectを覚えたての頃にありがちなのですが、やたらめったらとエフェクトを使ってしまいがちです。エフェクトは必要なところに必要なだけ使えばよく、エフェクトのために作る動画ではないのでシンプルでいいと思います。
これで冒頭のパートができました。
実はBGMの最初に尺八のパートがありましたが、イメージと合わないのでカットしています。
後は微調整して音と合わせたり尺の長さを変えたりします。
続きは第2段で。
この記事はnoteで書いたものを転載しております。
よろしければnoteもご覧ください。
https://note.mu/pankish/n/n37275c16ac87